小児の発熱
2024年09月20日
小児の体温はふつう成人に比べて高体温です。37.5℃までなら平熱と考えても大丈夫です。
小児の体温はふつう成人に比べて高体温です。37.5°Cまでなら平熱と考えても大丈夫です。
熱を出したときは次のことに注意しましょう。
- 機嫌・活気・食欲・便の状態はどうですか?
- 他の症状はありますか?たとえば発疹・咳・鼻水・嘔吐・痛み
お子さんをよく観察して下さい、医師の診断の助けにもなります。
熱があるときは
安静に寝かせ、室温は上げすぎないように注意。寒気がない場合には、むやみに厚着はさせず、本人が気持ちがよいようなら、頭を冷やしてみましょう。(肩まで冷やさないように。)
手足が冷たく寒気があるときや顔色が悪い時は、必ず受診しましょう。
食事
水分を充分に与えましょう。水分が足りないと脱水症をおこすことがあります。
食事は消化の良いものを。食欲がないときには、お子さんの好物やほしがるものを工夫してみましょう。
お風呂
熱があるときは一応中止にします。
タオルで拭いたり、歯磨きや口をすすがせるなど、体や口の中の清潔に気を付けます。
解熱剤
38.5°C以上の熱が続き、ぐったりしていたり、機嫌が悪いときなど、全身状態が悪いとき、熱のために眠れないときなどに使います。解熱剤は病気そのものの治療薬ではありませんから、熱が出たからといって、むやみに使うことはさけましょう。できるだけ医師の指示に従って下さい。
使い方は1日3回まで。(少なくとも6時間以上は間をあけて使用しましょう。)
薬の量も正確に。
使用量が多すぎて急に体温が下がると、ショックをおこすこともあります。
熱性痙撃、てんかんのあるお子さんは、早目に解熱剤を使いますが、これも医師の指示に従いましょう。